在宅ワークをするデメリットとは
- 直樹 瀬尾
- 2022年3月15日
- 読了時間: 4分

在宅ワークを推奨している現代、メリットもあればデメリットもあります。企業は優秀な人材を確保することができ、従業員はライフスタイルに合わせて在宅ワークを選ぶことができることなどから良い面がたくさんありますが、デメリットにはどんなことがあるのでしょうか。今回は、在宅ワークでのデメリットについてまとめてみました。
在宅ワークにおけるデメリット
在宅ワークは、出社しないことから通勤のストレスやコミュニケーションの希薄による煩わしい人間関係の解放などストレスフリーな環境で仕事ができることがメリットのひとつです。また、デジタル化の促進や集中力アップ=生産性アップが見込めるメリットもあります。
しかし、中にはデメリットに感じる部分も幾つかあります。
どんなデメリットがあるのかご紹介します。
①コミュニケーションの希薄化
これまでオフィスで顔を合わせてコミュニケーションを取ることが当たり前だった環境から、在宅ワークになることでコミュニケーションが希薄化します。
ふとした雑談から業務連絡ができたり、アイデアが生まれることがある人も多いのではないでしょうか。在宅ワークになると、そういった気軽な会話もできなくなるので、コミュニケーション不足に陥ることがあります。
また、日々顔を合わせていることで従業員の雰囲気やモチベーションを察知しやすくなります。出社していると、相談や状況把握などをすぐに行えますが、在宅ワークでは従業員のモチベーションや状況把握がしにくくなるので、定期的にコミュニケーションを取ることが大切です。

②オンオフの切り替えがしにくい
基本的に在宅ワークは自宅で仕事をするので、プライベートとの線引きが難しいと感じる人も多いようです。プライベートと隣り合わせの環境なので、どうしてもだらだらと過ごしてしまって仕事を深夜にしたり、次の日に回したりしてしまうケースも少なくありません。その結果、その習慣がついてしまい、生産性が生まれなくなる上にメリハリのない生活になる可能性が高くなります。
在宅ワークになっても、スケジュールを立てて自己管理をしっかりすることが大切です。
③セキュリティリスクが高くなる
オフィスでは当たり前にウイルス対策のソフトウェアがインストールされ、安心してパソコン業務ができます。しかし、在宅ワークになると、情報を持ち出す形になるので、情報漏えいに注意しなければなりません。パソコンの紛失や盗難に気をつけることはもちろんパソコンがウイルし感染の危険にさらされないように対策をすることが大切です。
④評価が難しい
在宅ワークになると、業務をしている状況が見えにくくなります。勤怠管理システムを導入しても、その場で勤務態度や進捗を確認することができないので、成果物のみで評価せざるを得なくなります。
評価は実績だけでなく、業務に取り組む姿勢やコミュニケーション能力などを考慮して評価することが多い中、在宅ワークではそういった様子を肌で感じられないこともデメリットのひとつになっています。
⑤運動不足になる
基本的に自宅で業務をすることになるので、運動不足になります。運動不足になると頭がリフレッシュせず、体もシャキッとしません。
出社している時は、少なからず朝から通勤で歩いているので、それがいい運動になっている人も多いはず。
在宅ワークでは、隙間時間に外の空気を吸って散歩やストレッチをするなど、体を動かす意識を持ちましょう。
⑥自宅の電気代や通信費が高くなる
これはもちろんのこと。自宅で業務するということは、電気代や通信費が高くなる傾向にあります。リビングでワークスペースを設ける場合は電気は共有になりますが、業務に集中できないといったデメリットがあります。
会社から「在宅ワーク手当」が出るところもありますが、会社によって金額は違います。また、手当が出ない場合は自費になることが多いようです。
⑦従業員同士の競争意識が低くなる
オフィスは仕事の状況や結果が見えやすい環境です。上司が部下を労ったり、評価したりする瞬間を目の当たりにすることも少なくありません。
従業員同士の競争意識によりやる気が生まれ、良い刺激になっている人も多いと思います。
在宅ワークでは、基本的に他者と対面しなくなるので、人を意識することなく黙々と業務に取り組むことになります。従業員同士、意識し合いながら日々の刺激が糧になっていた人にはデメリットに感じるかもしれません。
在宅ワークのデメリットを知ってメリットに変えよう
このように在宅ワークには、デメリットもたくさんあります。この中で、どうすればデメリットをいい状況に持っていけるかを考え、在宅ワークで成果を上げることが大切です。
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